こんばんは。

10年ほど前のレッスンでの出来事です。(スクールに在籍していた時です)

ある方(Aさん)のレッスンを行っており、フォアハンドのテクニックについてアドバイスをしていました。

その時、「僕の感覚は〇〇を気を付けて○○の感じです。ですのでAさんも〇〇に気を付けて○○の感じで打ってください」
と自信を持ちながらアドバイスさせていただきました。

しかし、Aさんは全くうまくいきません。

いや、何でこれでうまくいかないのか??僕はこれでとてもうまく打てているのに!!
これで絶対にうまくいくはずなのに!!
なんともレベルの低い話ではありますが、このような疑問を持っていました。

5分くらい経ってアドバイスの時間が終わった後に
Aさんが「コーチの感覚はわかりました。それは良いんだけど僕の感覚を教えてください」とおっしゃいました。

これは僕にとってとても大切なアドバイスでした。

そうか!!Aさんの感覚は僕の感覚とは違うんだ。
それを前提に、「Aさんが上手くいく感覚」を探していかないといけないんだ!
それがコーチの仕事なんだ!
と気が付くことができました。

弾くように打つとよい人もいれば、グーとボールを乗せながら打つとうまくいく人もいます。
上手く打てた時に「軽く当たった!」という人もいれば「重くガツン!と当たった」という人もいます。
人それぞれ違って当たり前ですね。
打ち方だけでなくて、色々なボールへの対応も戦術もメンタルも瞬間的な判断力も・・・。

自分の感覚を伝えることは誰でもできます。
しかし自分の感覚と違う方がほとんどです。
その方々の神経に入り込んで、その方々の結果が出るようなアドバイスをしなくてはいけません。

これが難しいのですが、大きなやりがいです。

初心に戻りました。
明日からも頑張ります!!

皆様のテニスを応援しております。
頑張りましょう。

Tennis‐Peakbal代表 林紘太郎

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